ムン太のブログ

猫、鉄道

台湾鉄道撮影 彰化扇形機関庫 見学

今日は月曜日ですが、中華民国創設者の孫文の誕生日のため、
会社はお休みです。休暇を利用して台湾中西部にある台中市
隣町にある彰化駅(ツァンフォア)に行ってきました。ここは観光地が
あるわけではなく、機関車の車庫としては珍しい扇形機関庫を
見学するためにいってきました。
朝は5時半に起き、1時間ほど市内のテニスコートで同僚とテニス
をした後、着替えて新竹駅を出発しました。
 
新竹から彰化までは特急の自強號(ズーチャンハオ)に乗ること
1時間20分で到着です。
EMU300形は古いながらも力強い走りをしていました。
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乗ってきた自強號です。
 
駅の改札を出て左に向かい線路沿いを歩くこと10分。線路の向こう側に
いくための地下道があります。その地下道をくぐったところに彰化扇形機関庫
がありました。
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入口の受付で名前と電話番号と住所(私は台湾在住ではないのでパスポート
ナンバーを記入しました)を書いて決められたエリア内を自由に見学します。
 
機関区内の入口付近に廃材で作ったであろうと思われるオブジェが飾ってありました。
盾には台湾鉄道局のシンボルマークが描かれています。
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振り返ると壮大な機関庫が目の前に広がっていました。
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スマホのパノラマビューモードでも撮影してみました。
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左手に日本でも動態保存として活躍しているD51型やC11型の蒸気機関車。真ん中名は
ディーゼル機関は。右側は電気機関車と様々な機関車が並んでおります。
 
この機関庫から列車線に出るにはターンテーブルにのり、回転し、進路を変更する
必要があります。架線が張られていないので電気機関車ディーゼル機関車などに
先導されて出ていくものと思われます。
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このように機関車の目の前まで近づけます。ただし、機関車横にある札にこれ以上
入るなと書かれているところまでしか入れません。
うーんD51は大きいですなー。ちなみにイベントで年に数回運転しているそうです。
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日本で走っていたD51がなぜ台湾にあるかというと、戦前日本は台湾を
統治しておりました統治時代にインフラの整備として鉄道網を引きました。
その時代に日本でも活躍していた蒸気機関車を台湾に送り使用していま
した。このDT668型も奥にいる蒸気機関車も一度は引退しましたが、動態
保存の目的で復活させ、年に数回運行しているそうです。
 
日本の高崎機関区所属のD51と大きく違う点は機関車の前面下部にある
障排器の形状です。私は高崎機関区使用の雪かき用でつけているスノー
プラウの方が好みです。
 
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ターンテーブルの反対型にいるディーゼル機関車(型式は後で調べます)を撮影してみました。
 
3時間ほど滞在し、満足したので帰ることにしました。
行きは特急でしたが、帰りはちょっとお安めな急行の莒光號(ジューグアンハオ)に乗って
帰ります。行きの特急は1時間20分でしたが、帰りの急行は1時間45分かかります。
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この電気機関車JR貨物EF66のような高運転台形状で大きいので迫力があります。
電気機関車で客車9両をひいて走ります。
 
トイレに行く途中に風が流れてくるなと横を向くと、走行中にもかかわらず、ドアが開いております。
これは衝撃でした。ドアは手動で駅を出発する時に誰かが締めないとしまりません。
この客車は作りはだいぶ古くボロボロですが、リクライニングシートは深めに倒せるし、
冷房は効きすぎるぐらい効きます。 でも、ドアは手動なのね。
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そんなこんなで台湾で始めての鉄道活動でしたが、久々に鉄道に触れられて
大満足で帰宅しました。
 
次回はもっと南の高雄か花蓮に行ってみたいなー。